よく仕事は段取り８割と言いますが、私の場合は「段取りが９割５分」。

お客様に有益な情報を提供するためには、事前の調査とデータ収集が欠かせません。

相場や特徴、個別要因、売買時期など情報化社会の今、誰もが手軽にデータを手に入れられる時代ですが、情報は必ずしも正しいとは言えませんし、正しいデータでも物件ごとに適用できる有効範囲は異なってきます。

物件ごとに、それぞれのゴールを見据えた精度の高い分析が、お客様へのご提案のスタートです。この分析と、必要な時に、必要な情報量を、的確に提供するスピード感。この二つには徹底してこだわっています。

私は20代の頃広告代理店に勤めており、転職して不動産業界に入りました。自身の徹底したデータ主義は「ユーザーに期待する行動が成果として現れる」この頃の奏功が影響していると思います。

初回相談の段階から「この物件にもっとも価値をつけてくれる購入層は…」とターゲットを想定し、最適なアプローチ方法を考察。データを分析したうえで、根拠に裏付けされた提案を致します。

データ主義である一方で、データ外の「人」の部分をとても大切にしています。

私の考える理想のゴールも、お客様の理想と合致しなくてはデータは意味を成しません。

必要な情報を見極めるために、最初のヒアリングが大切。まずはお客様の要望に寄り添うことが第一です。営業としての自身の強みを理解したうえで、予想とお客様の理想との乖離には気を付けています。

ここ数年１棟マンションなど収益物件の取り扱いも多く、必要性を感じて賃貸不動産経営管理士などの資格を取得しましたが、勉強して痛感したことは「広範囲に最新の高い専門性を持ち続けることは困難」だということです。

金融、相続、税務、建築など不動産市場を取り巻くニーズや法律に適応するためには、専門性の高い弁護士、司法書士、土地家屋調査士や税理士など士業との連携は欠かすことができません。士業の先生方と協働し、高い専門性を提供する「一つのチーム」であることは取引に大きな成果をもたらします。

持てる知識と人脈を駆使し、お客様の利益を守ることが私たちの役割です。